企業概況
社名： 輪島塗雪割草会合同会社
英文社名： Wajimanuri-Yukiwarisoukai G.K.
会社法人等番号：52200-03-003675
本社所在地： 〒928-0254
石川県輪島市名舟町ト部８番地
事業内容： 輪島塗の製品の企画・制作及び販売
設立： 2024年2月9日
代表： 中村孝一
活動理念： 幸せと感動を未来へ！
Mission
笑顔をとどけます
こころの豊かさを創造します
Vision
・伝統をアイディアと現代の技術を取り入れ守っていきます
・輪島の市花である「雪割草」の花言葉「忍耐」、「寡黙で粘り強い」を忘れずに職人も成長していきます
代表メッセージ
設立の背景
輪島塗雪割草会は2024 年1 月1 日に発生した能登半島地震のあとに作られた新しい会社です。水もない、電気もない、通信手段もない、食料すら限られている中で生きることすら大変な状況の中で、会社を作ることなんて考えもしていませんでした。
工房は全壊してしまい輪島塗職人たちは各々生きるために点々バラバラに避難しておりお互いに連絡も取れる状況ではありませんでした。
また、9 月には追い打ちをかけるかのよう豪雨と大水害に見舞われ、輪島塗職人たちは完全に心が打ち砕かれ、絶望感に陥りました。この2 度の甚大な災害がきっかけでやめていく職人も多くいました。
復興はなかなか進まず、奥能登が見捨てられるかのようにがれきだけが残り、生きる希望も未来もなくなっていました。そのようなとき、ニュースで多くの人が能登の復興を応援しよう、輪島塗の再起を応援しよう、と言ってくださっているのを見て心を動かされました。私は輪島塗をもっと身近なものに感じられるようなものに変えて再起を誓いました。
多数の工程を経て作られる輪島塗
輪島塗は分業制を取っています。たった１つの小さな製品でも1 人では作り上げることができません。そのため、各々の職人がどんなに一生懸命頑張っても自分の名前が世に出ることはございません。職人は最終製品に携わった1 人にすぎないのです。
職人たちが輪島から出て行ってしまう、やめていってしまう、という中で、輪島塗雪割草会は輪島に残った職人たちで１つの完成品を作り上げることができるという「職人仲間の集い」が原型であります。
輪島市の花「雪割草」の精神
輪島塗雪割草会の名前の由来は輪島市の市花の「雪割草」から取ったものです。「雪割草」の花言葉は「忍耐」、「寡黙て粘り強い」という意味があり、私たちも強い精神を持ち続けたいということから名付けました。
決して名前が世に出ない輪島塗職人たちの「情熱」、「魂」、「諦めない強い心」を雪割草会のロゴマークとして製品に入れ込み、最高のものを責任をもって作っていきます。
最後に、この輪島塗雪割草会のロゴマークはボランティアの方に作って頂きました。また、会社の設立に関してもボランティア活動の方が石川県庁や輪島市の商工会議所などに出向いて情報収集などをして頂き、多大なお力を貸していただきましたことをここに御礼申し上げます。
